ごあいさつ

 

笑顔いっぱいの学校

杭州日本人学校 校長 長廻 修

 この度、杭州日本人学校第7代校長として赴任しました長廻 修(ながさこ おさむ)です。よろしくお願いいたします。

 杭州日本人学校は、2008年(平成20年)、杭州へ進出する日本企業が増大する中、子どもたちのための教育機関を設置してほしいという願いが高まり、杭州商工クラブ(現:杭州日本商工クラブ)、蕭山日商クラブの方々の多大なるご尽力のおかげで開校に至りました。初めは小学部10名、中学部3名の計13名の出発でした。その後、少しずつ児童生徒数も増え、2017年(平成29年)には、保護者の方々のご要望から幼稚部が設置され幼小中の一貫教育が実現しました。そうして、2023年(令和5年)は幼稚部8名、小学部45名、中学部12名の計65名のスタートとなりました。

 “笑顔いっぱいの学校” こちらに着任して一番に感じたのは子どもたちと先生たちの笑顔です。校舎内をちょっと歩くだけで、たくさんの子どもたちが笑顔で話しかけてきてくれます。少人数で様々な学年の子どもたちが交流する学校ですので、みんなが仲良く、和気あいあいとした雰囲気が学校中にあふれています。めざす子ども像にあります「笑顔で登校 笑顔で下校」の実現に、これまで努めてこられた方々のご努力に敬意を表するとともに、これからも毎日続けていきたいと思います。

 本校は、日本の義務教育課程で教育を行う在外教育施設として、文部科学省から認可を受けた学校であり、日本の教育課程に沿った学習活動が行われています。幼小中の子どもたちが一緒に生活する環境を最大限生かしたきめ細かな指導に取り組んでまいります。

 また、在外教育施設のよさを生かし、様々な「ひと・もの・こと」に進んで関わらせながら、グローバルな視点で活躍できる人材に必要な資質・能力の育成をめざしています。

 本校の設立の思いを受け継ぐとともに、学校教育目標「志高く夢を抱き、自らの力で生き方を拓く園児児童生徒の育成」並びに「切磋琢磨」の校訓のもと、教職員一丸となって子どもたちの育成に取り組んでまいります。

本校の概要

 杭州日本人学校は、日本国政府の海外子女教育政策に基づき、杭州商工クラブによって設置され、杭州日本人学校運営員会が主体となって運営する教育施設であると共に、中国政府によって認可された私立学校です。

学校設置の目的

 杭州日本人学校は中国杭州市及び周辺に在住する日本国籍を有する子女に対して、日本国憲法、教育基本法など教育関係法令及び文部科学省が示す学習指導要領に準拠し、心身の発達に応じて初等・中等教育を施すことを目的としています。

本校の教育理念

(1)日本国内における教育の機会均等の精神に則り、義務教育として保障されている教育内容を提供します。

  • 日本語を母語(母国語)として、日本における義務教育と同等の教育を行います。
  • 日本の学習指導要領に従い、文部科学省認定の国内と同じ教科書を使用しています。
  • 帰国した時は、日本在住時の転校と同じ扱いで編入され、高校進学も日本在住時と同じ資格を保障されています。

(2)児童生徒が帰国をした時、どのような転入先、進学先にも対応できる確かな学力を身につけると共に、日本国内の進路状況を的確に踏まえた進路相談を行います。

(3)日本の伝統文化など日本人としての自覚と誇りを培う教育に力を入れると共に、海外で暮らす利点を生かし、現地理解教育など国際色ゆたかな教育内容の充実を図ります。

(4)児童生徒の安心・安全を第一に考え、環境整備及び安全管理体制の充実を図ります。

  • 海外に設立する学校なので、安全と衛生を重視した建設と運営を行います。
  • 校舎を塀より隔離し、この間を監視カメラと高圧線および警備員の組み合わせによる監視システムを構築し、校門一箇所で入出管理をしています。

(5)児童生徒の教育を司ると共に、広く杭州日本人社会の生活文化に寄与する活動及びコミュニティー中核施設としての機能の充実を図ります。

学校教育目標

 『志高く夢を抱き、自らの力で生き方を切り拓く園児児童生徒の育成』

校訓

 『切磋琢磨』

施設の概要

(1)規模 総敷地面積23,432平方メートル 総建築面積5,846平方メートル(二階建て、体育館含む)

(2)教室、その他の施設

  • 一般教室10室 廊下側にはワークスペース・小教室があり、外窓側にはテラスやバルコニーがあります。
  • 特別教室として、図書室、多目的室、美術室、技術室、PC室、家庭科室、理科室、音楽室等があります。
  • その他、保健室、放送室、資料室、応接室、体育館等があります。
  • 屋外設備として、200mトラック、サッカーグラウンド、テニスコート、フットサルコートなどがあります。

学級編成

 幼稚部(年中、年長)、小学部6学年、中学部3学年。(小中一貫教育校なので、1年生〜9年生と呼びます)

教育課程について

 日本国内と同様に、小学校・中学校学習指導要領に基づいたカリキュラムで実施します。それに加えて、国際社会をたくましく生き抜くコミュニケーション力育成の観点から、全学年、毎週1時間の中国語の時間、及び、15分×30回程度の中国語・英語・日本語の活動を取り入れます。

年間の行事について

 「文化的行事」「健康安全・体育的行事」「遠足・集団宿泊行事」のバランスのとれた年間行事を計画しています。

《主な行事予定》

  • 儀式的行事…入園式、入学式、始業式、卒業式、卒園式、修了式
  • 文化的行事…学習・生活発表会、書き初め
  • 健康安全・体育的行事…定期健康診断、発育測定、避難訓練、交通安全教室、運動会、水泳学習
  • 遠足・集団宿泊的行事…宿泊体験学習、修学旅行、歓迎遠足、お別れ遠足
  • 児童生徒会行事…児童生徒集会、七夕集会

休日について

 労働節休業、国慶節休業、夏季休業、冬季休業、春節休業、春季休業 等

ランチ

 学校として給食の実施はしておりません。お弁当の持参かPTAが委託する業者によるランチの注文を行なっています。

服装

 特にきまりはありませんが、華美でなく、活動のしやすい服装でお願いします。

校歌

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